【2022年版】小学生パパママ必見!プログラミングと受験の今後。これだけおさえれば怖くない

「プログラミングの授業が始まったみたいだけど、入試にはどんな影響があるの?」

「うちの子は文系を目指すつもりだけど、関係あるの?」

こういった疑問にお答えします。

こんにちは
大阪で小学生向けプログラミングスクールを経営しているもつandです。
私としては、プログラミングは受験のためではなく、将来のために学習して欲しいと願っています。

そうは言っても、やっぱり受験動向は気になりますよね。
この記事を読んでいただければ、最新動向を網羅的に理解できますので、ご安心下さい。

結論から言うと、

2022年に高校へ入学する世代から大学共通テストで必要になる
高校・中学入試はいまのところほんの一部

目次

前提:プログラミング教育必修化の流れ

STEP
2020年4月 小学校でプログラミングが必修化

2013(平成26)年4月2日~2014(平成27)年4月1日生まれのお子様が小学校1年生の年

STEP
2021年4月 中学校でプログラミングが必修化

2008(平成20)年4月2日~2009(平成21)年4月1日生まれのお子様が中学校1年生の年

STEP
2022年4月 高校でプログラミングが必修化

2006(平成18)年4月2日~2007(平成19)年4月1日生まれのお子様が高校1年生の年

※高校は義務教育ではありませんし、様々な年齢の方がいらっしゃると思いますが、中学を卒業してすぐに進学した場合を参考情報として記載しています。

2020年4月に、小学校でプログラミング教育がスタートしました。
但し、「プログラミング」という教科が増えたわけではなく、算数、理科などの各教科に、プログラミングの要素を織り込みましょうということになっています。

新型コロナウィルスの影響で、普通の教科ですら後れを取っていることもあり、プログラミングの指導を一度も実施していない先生が半数以上います。(詳しくは下記記事をご参照ください)
教員への指導・研修が十分ではない(2日程度の研修のみだった学校もあるようです)ことも一因のようです。

小学校のプログラミング教育の実態は、こちらもご覧ください。

2021年4月からは、中学校でプログラミング授業がスタートしました。
技術・家庭科の授業で扱われます。もう少し細かく言うと、技術分野は4つの分野があり、その1つ「D情報の技術」の一部としてプログラミング教育が実施されています。

2022年4月からは、高校で「情報Ⅰ」科目が必修となりました。
すべての生徒がプログラミングやネットワーク、データベースの基礎について学習しています。

大学入試×プログラミング

2025年 大学入学共通テストで「情報」が必須科目に

2025年の大学入学共通テストから「情報」が必要科目となります。
大学入学共通テストは、旧センター試験のことですから、多くの高校生が受験することになります。
必要科目になるということは、国語や英語、数学と同じ扱いになるということです。

じゃあ、大学入学共通テストを受けない人には関係ないのか?

に対してはNOだと思います。

大学入学共通テストが先んじて議論されていますが、

私立大学の入学試験や、国公立大学の二次試験も追随する可能性が高いと予想しています。

私立文系を目指す学生も含めて、すべての学生に影響があるということです。
あくまで予想ですが、小・中学校で必修化されているのに、入試で全く扱われないということにはならないと考えるのが妥当です。

大学入学共通テストを皮切りに、私立大なども追随する可能性が高い

ちなみに、大学入学共通テストにおいては、PBT(Paper Based Testing)方式が採用されます。
コンピュータを使ってテストをするのではなく、紙ベースでテストをするということです。

高校入試×プログラミング

現時点で、プログラミングを入学試験の対象にしている高校は見つかりませんでした。
しかし、2021年から中学校で必修化されていますので、今の中学校1年生が受験をする年、つまり2024年の入試には登場することも予想されます。
※新たな情報が入り次第更新します。

中学入試×プログラミング

一部の私立中学校で、プログラミングやその他のSTEM科目を題材とした入試を実施しています。

千葉、愛知、京都、兵庫、福岡の私立中学校でプログラミングを入試科目にしている学校はありませんでした。

しかし、今後追随する学校が出ると思います。

2020年に小学校1年生だった学年、つまり2013年4月2日以降に生まれたお子様が受験する、2026年の入試からは採用する学校が増えるのではないでしょうか。

具体的にプログラミング入試ってどんな問題が出るのかについては、下記記事も参照ください

補足:入試優遇校一覧(ジュニア・プログラミング検定)

プログラミング検定として有名な、「ジュニア・プログラミング検定」(株式会社サーティファイ)の合格者を優遇している中学校もあります。

学校名 都道府県優遇対象となる級種
日出学園中学校千葉県Bronze(3級)以上
八王子実践中学校東京都Bronze(3級)以上
相模女子大学中学部神奈川県全級
浜松開誠館学校静岡県Bronze(3級)以上
愛知真和学園 大成中学校愛知県全級
智辯学園奈良カレッジ中学部奈良県Gold(1級)以上
サーティファイHPより  https://www.sikaku.gr.jp/js/ks/nyuushi/ *2022/12/15更新

まとめ

現時点でプログラミングを採用する入試は限られるものの、今後増えていくことは、ほぼ間違いありません。
スタートしていきなり難しい問題が出てくるとは考えにくいので、得点を稼ぐことができるチャンスだと捉えることもできます。
プログラミングは語学と同じで、小さい頃から慣れ親しんでいれば、難なく解くことができます。
一方で、後れを取って苦手意識を持ってしまうと、克服するのに苦労してしまいます。
受験動向は横目に見つつ、早めにスタートするのが得策ではないでしょうか。

いかがでしたでしょうか。何か一つでもご参考になれば幸いです。

SNS等でシェアして頂けるととても励みになります。

私は、将来につながる「プログラミング」教育を、日本中の子どもたちが平等に受けられるようにしたいと思っています。

今のままでは一部の学校の子どもたちだけがそのメリットを享受し、そうでない子どもたちは置いてけぼりになってしまいます。

これ以上教育格差が拡大してしまうのは、何としても止めなければなりません。

この新しいチャンスをすべての子どもたちへ

参照情報

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この記事を書いた人

こんにちは。もつです。

小学生向けプログラミングスクール「プログラミングスクールL」を経営しています。
プログラミング教育は、子どもの将来を変え、社会を変えるという信念のもと、日々子どもと向き合っています。

妻、息子、娘の4人家族
プロ野球観戦が趣味(横浜DeNAベイスターズのファン)

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